bamboo art: GEN Mitsuhashi________ 竹の造形 三橋 玄

コンセプト

consept photo DRAGON

いのちのかたち


竹ヤブにわけ入り、竹を伐り出し、割って削って、曲げて乾かし・・・
そうしてできた竹の線を組み、私は、いのちのかたち をつくる。

五体を使った格闘によって竹から取り出した線には、
強く、伸びやかで、儚い、いのちの流れ が宿っている。

竹を通して私に授けられた線たち。
それは、私がつくったもの、というより、
竹の中から取り出したかたち、と言うほうがぴったりとするように思う。

そんな線が集まって、いのちのかたち をつくる。

曲線だけでつくられたかたちは、そこにありながら視線を遮らず、重なり、
見る位置によって次々にかたちを変えてゆく。

透明なかたちは、あなたの中のイメージと結びつき、あなただけのかたちとなる。



*


竹について




爆発的な成長力を持つ竹は、
古来から、神秘の植物・清浄なるもの・天と地(人)をつなぐもの・とされながら、
生活・文化のあらゆる場面に取り入れられ、
人は、」竹と共に暮らしてきた。

そして、竹は人に伐られることを望んでいる。
人の手が入らない竹ヤブは過密になり、弱ってしまう。
人が何かに使うために竹を伐ることで、
竹林に風が抜け、日が差し、竹は元氣になる。

破壊や汚染は避けられないことではない。
自然の恩恵を受けながら、
自然を、より美しく、のびのびとさせてやる。
人の生産のあるべき姿を、竹が示している。

その中空構造のおかげで竹は、
軽く、強く、扱いやすい。
家屋の支持材になるほどの強度を持ちながら、
ノコギリ一本、人ひとりで伐り出せる。

さらに、竹は、ほぼ日本中に生え、
使いこなすものがいなくなりつつある今、
邪魔者扱いさえされている。

私たちの前に、無限の竹が広がっている。



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